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「宇宙人ヴァネッサの任務」 

 今回は、楽天ブログに「宇宙Now!」を開設されている上宮知樹氏という方が、「宇宙人バネッサの任務」というSF短編小説を発刊されました。その小説をご紹介したいと思います。




 アメリカ、ニューヨークのそばに住む、普通の会社員であるバネッサが、突然宇宙人からのアブダクションを受けて。自身の本当の姿、地球に生まれついた目的を知らされ、記憶の底にしまっていたある仕事を思い出す。その仕事とは、地球で奴隷にされている仲間を助け出す事だった。人生を揺るがす突然の出来事、混乱、パニックを乗り越え、宇宙人であった自分に目覚め、覚醒していく過程を描きます。以下、第一章を掲載します。




第一章 私の世界


私の名はバネッサ、面倒臭いので、この名だけで自己紹介します。


ああ、忘れていました。性別は、一応女性です。


アメリカのニューヨークのそばに住んでいます。


祖母は、リトアニアからの移民で、移民同士で結婚し、母を生みました。


この町の特徴は、真ん中に大きな川が流れていて、古臭い鉄の橋が架かっているといったところでしょうか・・・両脇の土手が、どちらかというと盛り上がっていて、土手の下からニューヨーク方面を見ると、背の高いビル群が、まるで地面から突然生えたように見える。そんな場所です。


祖母はニューヨークに上陸したのですが、都会の雑踏が嫌いで、この場所に移り住んだのだと言います。


「バネッサ、ほら、見てごらん?


綺麗な部分しか見えないでしょ?下の方は、人間が、うごめいているだけで、汚いものなの、でも、汚いものを見ないで生きて行く事も出来るのよ?」


祖母はそれが口癖でした。移民せざるを得なかった、祖国の惨状が祖母を人嫌いにさせたのでしょう。その祖母も十年ほど前に他界し、たまに私のところに遊びに来ます。


そう、私には亡くなった人が、そのままの姿で生きているのが見えるのです。子供の時は、森の中でクラゲのような、形の無いものがふわふわと沢山浮いているのが見えました。


それはくっついて大きくなったり、また、ばらばらになって飛び散ってみたりして、とても面白かったのです。家族でピクニックに出たりすると、私は一人だけ離れて、森の中に入り、「変なもの」がダンスしているのを見るのが好きでした。


なので、私を見失った父や母が慌てて探し回る。それを何度も繰り返すものですから、仕舞いには、家族で出かける事などしない方が良いと、父や母に「教訓」を与えてしまいました。


変な子だったと思います。


亡くなったはずの祖母は、いつも突然、私の前に現れますので、最初の頃は驚いてばかりいました。


おばあちゃん、今日は何しに来たの?


すると祖母は、「お前には色々な仕事があるみたいだよ、私が伝えないといけないと言われてねえ、そうしないと信じないだろうから、お使いを頼まれて来たのよ」


仕事?私って一体何の仕事をするの?


すると祖母は「今に分かる、私の後ろには宇宙人が付いているから」


宇宙人?その頃の私には、このアメリカで頻繁に現れては、人間を誘拐し、人体実験を繰り返す、グレイと言われる宇宙人のイメージしかありませんでした。


なので、反射的に、そんなの嫌よ!宇宙人なんて嫌いだわ!そういう感情が湧きあがりました。すると祖母は、待ちかまえたように「宇宙人はグレイばかりじゃないのよ、今に分かるわ」そう言い残すと同時に、かき消すように薄くなり消えて行きました。


この故人と話す能力は、母であるシーリーには無く、一世代おいた、私に現れたのです。


母自体、祖母から色々なものが見える、聞こえるといった話は良く聞かされていたようです。


しかし、母は「そんなものは何の役にも立たない、悪魔呼ばわりされるから、私は信じない事にする」そう言って拒絶していました。


それも、分かります。ニューヨークに近いとは言え、この町は完全に田舎でしたので、変な噂は物凄いスピードで伝わるのでした。元々、移民が主体で、保守的だったのも手伝っているかも知れません。メインストリートは200メートルほど、両脇にマッチ箱のような店が並ぶ、典型的な過疎の町です。


町の外れに、ニューヨークで仕事をしている大企業の重役たちの豪邸がぽつりと建っている。そんな雰囲気です。彼らには、殆ど何も無い地平線と、時たま目につく高層ビル群が見えるこの町が好みだったのかも知れません。私的には、ちょっと変わった人達?の印象しかありませんが・・・。


十代の頃は、普通に育ったと思います。


思春期を過ぎ、大学は夜間部を卒業し、地元にあった日系の自動車ディーラーで経理の仕事に就きました。


至って平穏な人生でした。勿論、働いている人は現地のアメリカ人が大半なのですが、たまに、赴任してくる日本の人達が、あまり自己主張を好まないのが、私の性に合っていたのかも知れません。祖母の遺伝で、あまりに騒がしい、声が大きい、自己主張が強いのが嫌い!それが影響していたのかも知れません。たまに大騒ぎするのも楽しいでしょう、確かに・・・。


しかし、多くの場合、お酒を飲むのと同じで、不安を感じたくないから騒ぐのでは?その思いが拭い去れませんでした。勿論、それぞれ人には個性がありますから、全てを否定はしません。大騒ぎはするけど、仕事は物凄く出来る人も、現実に見て、聞いて、知っていますので・・・。


そんな感じで、私はこのまま、刺激は無くても、静かで、落ち着いた人生を生き、普通に歳を取って死んでいくのだろうと自分を定義していました。


あの時までは・・・。




第一章 私の世界







第二章 閃光







第三章 説明







第四章 ミーティング







第五章 トレーニング







第六章 決行







第七章 再会





〔 完 〕



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